楽しい建築インテリアビジュアライゼーション

これは、総コン Advent Calendar 2017の20日目(12月20日)の記事です。

皆さんは「どうぶつ〇森」はプレイされていますか? あのゲームではどうぶつ達と交流したり、好きな家具を配置しておしゃれな部屋を作ったりして遊びますよね?

今回は、未来のどうぶつの森になるかもしれない、最近一部で流行りの「建築ビジュアライゼーション」の話です。

UE4では高品質なライティングやポストプロセスエフェクトを比較的容易に用いることができ、建築業界などで使われ始めています。

どうやって作っていくかはまだまだ勉強中なので今後の記事で紹介していこうと思っています。

   

1. まずは3Dビジュアライゼーションについて

3Dビジュアライゼーションと聞いてどのようなものを思い浮かべますか?

そもそも、この言葉を知らない人の方が多かったりするかもしれませんね。知ってる人で、一番身近なものだと最近のリアルな描写のゲームを思い浮かべる人が多いではないでしょうか。

簡単にざっくりと説明すると、「3Dで何かを見えるように表示する(そのままw)」と言えるのですが、さすがにこれではざっくりとし過ぎていますね。

簡単に例を挙げると、ゲーム世界にある建物や、車のモデルが3Dビジュアライゼーションとしてよく用いられています。

要するに、3D空間で何かみせれるものを作ることを言います。

2. 建築ビジュアライゼーションが熱い!

最近建築ビジュアライゼーションの分野が注目を集めてきているように思います。

1つの理由として、「VRが一般に普及し始めた」ということが原因になっていると考えています。 VRを身近に体験できる施設やPSVRなどで世間的にVRに抵抗がなくなりつつあり、「VRって面白そう」や「VR気になる」のような興味から体験したことのある人も増えてきています。

なぜVRと建築ビジュアライゼーションが結びつくのかというと「VRを使えば実際にその空間に居るような体験ができる」ということが大きく関わってきます。

現在使われるようになってきているのは、

  • 家を購入したりする際の内見
  • 設計段階でのチェック
  • その他いろいろ

でしょうか。

なぜ使われるようになってきたかというと、これまでは内見と言えばわざわざ車で家を回って行われていました。しかし、VRで完全に再現された部屋が見れ、その場に居るような感覚が得られるとしたらどうでしょう? もちろん、太陽光などの日照はしっかりと計算されていて、時間の変化も再現されています。

家具のモデルがそこにあり、窓から入る光も再現されているとなれば、VRを使ってみることでその場に行った時に近い体験ができます。これは内見を1つの場所で行うことができるということで、とても効率面で効果がありました。 (不動産屋側としては、ある意味汚れの少ない綺麗な状態でみせれるので良いかもしれませんね)

設計段階では、まだ建てられてもいない家を3Dモデルで再現し、壁紙や置きたい家具の選定などに使うことができます。

実際に見てみないとわからない事ってありますよね?

ですが、これまでは建ててしまうと変更が難しいものでしたが、このような技術を使うことで建てる前に変更することができるようになりました。

このように、VRの技術との掛け合わせによって不動産業界で建築ビジュアライゼーションの需要が増しています。

3. VRで家具を買えるように!?

さて、前述したように家を3D空間で再現するともう1つ使い道があります。

それは模様替えや家具の購入です。

3Dで再現された家のサイズと実際の家具のサイズの情報があれば、3D空間で家具を配置してみることができますよね?「このスペースにこの家具は置けるのか?」「この色は部屋の雰囲気に合うのか?」といったような悩みも事前に見てみることで、効率よく模様替えや新しい家具の購入ができるようになりますね。

もちろん、VR空間上で購入まで終わらせてしまえば更に手間は省けます。

4. 少し未来を考えてみる

ここで、勘のいい方は気づかれていると思いますが、建築ビジュアライゼーションをVRと組み合わせれば最初に話したゲーム作品のようなことができますよね。

自分の部屋の3Dモデル + 家具のデータを使ってVR空間に自分の理想の部屋を作る。そしてその空間にオンラインで友人を呼んで見てもらったりもできるでしょう。

今はまだあまり一般の家庭に実際に歩き回れるVR環境は少ないですが、今後もし普及すればあのゲームはリアルな街や家で行われているかもしれません。

そして、ゲームだけではなく、もし3Dプリンターと組み合わさったらどうなるでしょうか?

自分の置きたい家具の色や形を実際にVR空間でチェックし、その場で印刷して使えるようになれば生活は更に便利で良いものになるかもしれません。

このように少し先の未来では建築ビジュアライゼーションの需要が様々な部分で出てくるかもしれません。

こんな未来が楽しみですね。

5. おわりに

UE4を使った建築ビジュアライゼーションに関する勉強会は次年度余裕があればやってみたいなと思っています。 開催されたときに興味があれば是非参加してみてください!

明日は、Sectorくんの「DTM初心者による、DTM初心者になるための、DTM入門」とのことです!