グループワークでゲームを作って展示するまで

これは、総コン Advent Calendar 2017の13日目(12月13日)の記事です。

今回は学園祭に向けて行ったグループワークの過程や、グループワークを行っていて気づいたことを紹介したいと思います。

これからもグループワークは何度も行っていくことになると思うので、その時に役立てばと思います。

   

1. 作品紹介

自分たちのグループは、「SUPER GRAY RUN」というゲームを作りました。

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このゲームは、キャラクターを操作して飛んでくるモノや落ちてくる雷などを避けてゴールを目指すゲームです。

ゲームはここからダウンロードできます。

現在のバージョンではWidows64bit用のファイルのみの公開です

また最適化などがあまり行われておらず、当日動かすようにのみ作っていたのでスペック高めのPCでないと動かないかもしれません…

キャラクターとして使わせていただいたGrayちゃんは Grayちゃん OFFICIAL WEBSITE からお借りしました。

www.gray-chan.com

2. 何を作るかを決めるまで

まずは沢山案を出す

最初に集まった際に、色々と作るゲームの案を出し合いました。

グループワークでは何人かの案を掛け合わせてよい作品案ができることもあり、ここで沢山案を出すことが大切だと思います。

実際に自分たちの話し合いで出たものの一例をあげると

などが出ました。

プレイする人と状況を考える

今回は学園祭での展示で「ゲームセンターのような空間」というテーマがあったので、

  • 操作が簡単な方がプレイしてもらいやすい
  • プレイヤーの層は小学生から高校生
  • 長時間やりこむようなゲームではない

などのことを考え、出た案がこれらの条件と合わせてどうするかを話し合いました。

  • VRゲーム

  最近VR ZONE SHINJUKUなどのVRゲーセンが話題   直感的な操作にできれば説明がしやすくなる      ウケは良いだろうけど、環境を用意するのが大変

  説明があまりなくてもプレイできるのはいい   知らない曲だと難しい

  • 対戦ゲーム

  星のカービィの「刹那の見斬り」のようなゲーム

  Wii Sportsの居合切りのようなゲーム

ここまで案を出して上の候補は難しいということになった。

案の再検討から決定

実際に対戦ゲームを作ろうと試しに作てみた結果、これまでに出ていた案を実現するのは難しいということになった場合は、案の再検討が必要です。

自分たちは、「簡単な操作でやりごたえのあるゲーム」を目指し、「3D避けゲー」を作ることに決まりました。

3. 役割分担をはっきりさせる

それぞれのスキルの確認

今回はランダムで決まったチームだったため、それぞれ何ができて何ができないのかといった情報を共有する必要がありました。

  • プログラミングができる人(ゲームを作ったことがある人)
  • 動画編集ができる人
  • イラストが描ける人
  • 楽曲が作れる人

といったゲームに必要な要素を作れる人をしっかりと確認しましょう。

我々のチームはそれぞれの要素を作れる人がいましたが、3Dモデルだけは作れる人がいなかったので、前述のGrayちゃんやアセットをお借りしました。

役割毎に仕事と期限を決めていく

今回の場合展示するのは学園祭の日と決まっていたため、スケジュールの延期は出来ません。そのため、しっかりと仕事内容と期限を前もって決めていくことが大切でした。

ここで、無理なことをやろうとしたりすると全体に遅れが生じる可能性があったので、我々は「必須のもの」「余裕があれば作るもの」の2つに仕事を分け、必要な物から順に作っていきました。

チームのバランスが悪い場合、負担が特定の人に大きくのしかかる場合があるので注意が必要です。

4. しっかりとコミュニケーションをとる

進捗は良くても悪くてもすべて報告

ここが一番重要です。

グループワークで一番大切なものはコミュニケーションです。

各自の進捗具合は本人が言わなければわかりません。もし、遅れているなら早めに言ってもらえれば他の人と調整することもできますが、その報告が遅くなればなるほどスケジュールが厳しいものになります。逆に早く進んでいる場合は本当に遅れている部分を相談することもできるので、報告は大切です。

今回のグループワークでは、Slackを使ってコミュニケーションをとっていました。

そこで、自分は毎回何か実装ができたり、相談がある時は報告するようにしていました。 自分以外の人に見てもらい、意見をもらうことで、自分では気づかなかった問題に気づかされることもあり、とてもよかったです。

仕様書や記録はしっかりと

今回はそれほど大きなプロジェクトではなかったため、それほど用いませんでしたが、他の人に「こういうものを作ってほしい」などというときにも指示を出しやすくなります。

また、これまでの過程などを議事録として残しておくことで、話し合いに参加できなかった人も後から話し合いの内容を見ることができます。

5. ゲームができたら

レベル調節のためにテストプレイを

作っている人はそのゲームの操作に慣れてきて、退屈に感じたり簡単に感じることがありますが、他の人にやってもらうと面白かったり、難しかったりすることもあります。なので色々な人にテストプレイをしてもらいましょう。

操作説明は分かりやすく

操作説明は初めて触る人にするものなので、イラストを使って分かりやすくしましょう。

特に一般的ではないコントローラーなどを使う際は注意が必要です。

6. おわりに

今回はゲーム制作でのグループワークかつ、少人数規模の実例をもとに書いたので、それ以外の場合は変わってくるかもしれませんので注意してください。

グループワークは色々とためになることも多いのでやってみましょう!

明日は、turtley_fmsくんの「画像を投げたらgif画像にしてくれるslackbotを作ろう (Python3)」とのことです!